牛津駅(Ushizu Station)

牛津町の玄関口にある「JR牛津駅」です。

 

こちらは佐賀と長崎を結ぶ長崎本線の途中にあり、佐賀駅から出発して3駅目で、所要時間は約10分ほどかかります。

目次

牛津(うしづ)とは?

牛津のまちはむかし、牛津宿(うしづしゅく)と呼ばれ、江戸時代には長崎街道の重要な宿場町として繁栄しました。

さらに牛津は有明海に面した港町で、全国各地の物資が有明海から牛津川をさかのぼる船によって運ばれたことで交通の要衝としても発展し、小城支藩のお米や佐賀の物資を扱う卸問屋が多く集まり、「西の浪花」「九州の大阪」と呼ばれるほど商都・牛津は栄えていました。

 

写真は今でも牛津駅に残る「牛津、津でもち、駅でもち、町の栄えは店でもつ」のモニュメントです。

 

また、牛津商人として有名なのが、佐賀の人ならみんな知っている!?佐賀の街中にある唯一のデパート「玉屋」創業者の田中丸善蔵氏です。

 

牛津町には玉屋でパートの前身、田中丸商店の時代から使っていた赤レンガ倉庫が今も残り、牛津のシンボルとなっています。

 

そんな牛津駅の駅舎も赤レンガ倉庫をモチーフに、昔の面影が残るレトロ調の建物になっています。

待合室には「駅ピアノ」も設置

待合室の奥には誰もが自由に引くことができる駅ピアノが設置されました。

 

かつての宿場町を伝える陶板パネル

駅前ロータリーの近くにある陶板パネルには江戸時代、かつての宿場町として人の往来がさかんだった様子が描かれています。

 

長崎から江戸に向かう多くの人たちの中には、巨大な象(ゾウ)!?や南蛮人の姿も、、、

日本に初めてゾウが来たのは、江戸時代の8代将軍、徳川吉宗のころ。

 

享保13年(1728) にベトナムから日本にやって来た際、江戸に向かう道中では、街道の人々は象を見てとても驚いたことが記録に残っています。

まとめ

牛津の玄関口にある「牛津駅」

 

「西の浪花」と呼ばれた、かつてのにぎわいを今に伝えるレトロな駅舎で来られた方々をお迎えします。

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