【開催報告】おぎ観光にぎわいラボ vol.4(芦刈編)

2026.02.20

ー 全4回の各地での市民対話を終えて。次は実装フェーズへ ー

2026年2月19日、
小城市芦刈保健福祉センターひまわりにて
「おぎ観光にぎわいラボ vol.4(芦刈編)」を開催しました。

小城町・牛津町・三日月町に続く最終回。
これにて旧4町すべての対話が完了しました。


■ にぎわいラボとは

にぎわいラボは、

「観光協会が決める観光」ではなく
「地域と一緒につくる観光」へ転換するための対話の場です。

各地域の住民の声を直接聞き、

  • 地元の人しか知らない資源の棚卸し

  • 今後取り組むべき事業の方向性整理

  • 小城市各エリアごとの個性の再発見

を目的として開催してきました。


■ 芦刈で見えた“強み”

今回の対話で再確認された芦刈の魅力は、
単なる「干潟」や「特産品」ではありませんでした。

① ムツゴロウ王国という“誇り”

かつて全国に知られたムツゴロウ王国。
その記憶はいまも地域の誇りとして残っています。

世界唯一の保護区という希少性は、
エコツーリズムや環境教育の分野で大きな可能性を持っています。


② ヨソ者を歓迎する土地柄

干拓の歴史の中で、多様な人を受け入れてきた芦刈。

「外から来る人を拒まない」
この気質は、体験型観光において非常に重要な資質です。


③ 一次産業そのものが観光になる

  • 海苔の加工現場

  • 潮の満ち引きを利用した川上り

  • 希少な住ノ江カキ

  • 干潟の生き物観察

  • いちご農家の現場

特別な施設ではなく、
“日常の営みそのもの”に物語があります。


■ 課題として挙がったこと

対話の中では、前向きな意見とともに課題も共有されました。

・伝統行事の発信不足

御田祭り(あかちゃん相撲)など魅力ある行事も、
外に届いていないという現状。

・点在するプレイヤーの連携不足

個々の事業者の熱意は高いが、
1日回遊できる導線設計が弱い。

・次世代への継承

地域の物語や誇りを、子どもたちへどう繋ぐか。


■ 全4回を通して見えてきたこと

  • どの町にも語られていない資源がある

  • ハードではなく「人」が主役

  • 観光協会の役割は“繋ぐこと”

にぎわいラボは、
地域の魅力を再発見するプロセスであり、
観光の方向性を再設計する時間でもありました。


■ これから

集まった声をもとに、
観光協会では以下の方向性で検討を進めていきます。

  1. 発掘された資源の可視化と整理

  2. 体験型・ソフト事業の企画化

  3. 旧4町をつなぐモデルルートの検討

  4. 地域プレイヤーとの継続的な協議体制の構築

今後はニューツーリズム部会での検討を経て、
具体的な事業提案へと進めていく予定です。


■ 最後に

4町を巡った対話は完了しました。

しかし、これは終わりではありません。

“地域の声をどう形にするか”

そのフェーズが、いま始まります。

引き続き、市民の皆さまとともに
小城らしい観光のかたちを模索していきます。

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